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───イクナガ写場が創業80周年を迎え、新しく代表取締役に就任された杉本社長、会社の簡単な自己紹介をお願いします。

「 当社は1941年(昭和16年)に現在地と同じ、広島市中区堀川町で創業し、地元広島のお客様の記念写真や、学校アルバムを中心とした写真撮影を行っております。
昭和、平成、令和と3つの時代を経ることができましたのも、日ごろよりご愛顧くださるお客様や、地域の皆様のおかげです。ありがとうございます!」



───創業80年ということは、設立時は戦時中になりますね。杉本社長が3代目ということですが、会社を設立された初代生長良三さんのエピソードをお願いします。

「 初代の生長良三は1945年原爆投下の日、爆心地から近い横川の自宅で、朝にも関わらずまだ布団で寝ていたため一命をとりとめたと聞きました。
 おかげで今日のイクナガ写場があると考えると、とても運が強いですね。
 撮影には、人一倍のこだわりを持っていて、今も続く『イクナガ写場の写真美学』を築きました。
 セオリーにはめない手法で、お客様らしさを引き出してポーズを提案するのですが、少々口が悪かった?ようです。
 ただ、初代を知るお客様は面白おかしく、とても懐かしそうに、当時のやりとりをお話くださいます」



───何年経っても記憶に残る楽しいカメラマン、素敵ですね!続いて2代目の生長俊幸さんはどんな方ですか?

「 義理の父になるので少し答えづらいかもしれません…(笑)
写真業と並行して地域の活性化に取り組み、西国街道行列への参加や原爆慰霊碑の保存活動などをしていました。
地域との関わり合いを人一倍意識しており、活動や行動がメディアに取り上げられることもしばしばありました。
また新しいもの好きで、写真の主流がデジタルに変わりつつあるときいち早く着手してます。
周りの環境の変化や時代の流れに柔軟に対応してきた、先を見抜く判断力がありますね」



───先代が時代の変化に柔軟に対応されてきたということですが、3代目である杉本社長は今後どのようなニーズが求められると思いますか?

「 現在は私たちのような写真館や、ハウススタジオ、フリーランスなど色んなスタイルの撮り手がありますし、
とりまく環境でも、スマートフォンの普及で個人が自由に写真が撮れ、昔と比べて写真がとても身近なものになっています。
情報がどんどん溢れるこれからの時代は、ネットワークを通していろんな写真を目にする機会が多く、
『こんな風に撮ってもらいたい』とリクエストが増えると思いますので、プロの仕事としての写真の完成度が求められると思います」



───最後に、今後どんな会社にしていきたいですか?

「 『おもいで、イロドル。』
これは私の代になる前に、社内スタッフみんなで考えて決めた会社のコーポレートメッセージ(企業理念)です。
写真は未来に伝えたい大切な想いだと思います。
お客様の『おもいで(思い出)』を、私たちの熱い『おもい」(想い)』で表現する写真を通して未来に、より鮮やかな記憶にする(イロドル。)ことを目標にしています。
先人たちが80年もの間築いてきた記念写真の文化を継承をしながら、時代の流れに合わせた写真表現を作っていきたいですね。
これからも愛される写真館であり続けるために、地域とのつながりで広島を盛り上げ、お客様にとって身近なお店になることを目指して、これからも歩み続けます!」